仕事

SEとして日立製作所に3年間勤めていた話

投稿日:2月 11, 2021 更新日:

こんにちは!かいりです!
今回は、SEとして日立製作所に3年間勤めた私が、3年間勤めてみて、日立がどういう会社だったかを書いていこうと思います。

就活中で、日立製作所の情報が欲しい方とかいたら読んでくれたらいいのではないかなと思います。

1. 日立に入った経緯

日立と縁があったのは、私が大学院1年の冬でした。2月後半に5日間のインターンシップがあるときき、応募したのがきっかけです。

そのインターンシップは、部署配属型ではなく、インターンシップ生が30人程集まり、SEとはどのような仕事をするのかというSEの基礎的な部分を、ゲームやレクリエーション、座談会などを通して知り、最終的には、世の中にないシステムをグループで考えて、発表するというプログラムでした。

まあ、5日間くらいのインターンシップにありがちなパターンのやつですね。

私はそこに応募し、電話面接でなんとか適当に話し、合格しました。

そこで、5日間のインターンシップを受けたのですが、インターンシップを受けた後に、目立ってた学生は、囲い込まれます。(もう周知の事実だと思いますが、早めに優秀な学生を囲い込むのはどの企業でもやってますよね・・・)

私は、皆と適度にコミュニケーションも取れていたし、発表でもそこそこ目立っていたため、ありがたいことに囲い込まれました。

具体的には、3月に1度、「プレミアムセミナー」という1日のセミナーに招待されます。これに招待されるのは、インターン生の半分くらいなイメージですね。(インターン生の飲み会により知りました・・・。皆招待されるものかと思ってたのでちょっと気まずかった思い出があります)

プレミアムセミナーは、そんなに大したことしないです。
話聞いて、グループディスカッションして終わりってかんじだったかと。

その後、更に絞られて、3月に「模擬面接」の案内が来ます。

建前としては、「就職活動前に皆さんに本番さながらの模擬面接をします。最後にフィードバックがあるため、現時点での皆さんの面接での実力を客観的に知れる良い機会です」というかんじですね。


けど実際は、これ採用面接です。


面接してみてわかったのですが、面接官ががちすぎる・・・。


私「失礼します」と言い、面接部屋に入ったところ、面接官は3人。誰もが40~50歳。

面接官「先にこちらの自己紹介をさせてください。私は人事部長の~」

え、3人全員部長やん・・・。

模擬面接ごときに部長をこんなに出してくるか???

いや、絶対これ採用面接だろ。気を引き締めていけ!

と私は心の中で思い、面接に臨みました。


私はプログラミングの技術がないことを隠さず、話し、大学時代のエピソードは盛りまくりというメリハリのあるトークをしました。

面接が終わったら、1回外に出て、待たされます。
建前としては「フィードバック内容を面接官で確認する」というものでした。

そして、再度呼ばれて、面接部屋に入ったところ、面接官が開口一番こう言いました。

面接官「君は合格だ。うちで採用したい」

やっぱり・・・!!これは採用面接だったか。
その後にフィードバックは続きます。

面接官「エンジニアというのは、私は技術力と人間力の両輪で動いていると思っている。車で言うと左タイヤと右タイヤだね。どちらかが欠けてはうまく動かない。それで言うと、君は技術力はないが、人間力が素晴らしい。技術力は今後勉強すれば、身に付くものだから、たくさん勉強して良いSEになってほしい」

というような話をされました。

そんなこんなで、就職活動が始まる4月前に早くも内定1個いただきました。

その後はだいぶ就職活動は楽に進めました。インターンに行っていたNTTcomwareと日本総研、日立より志望度の高い、NTTdocomo、NTTdata、野村総研の5社だけ受けて私の就職活動は終わりました。

インターンに行っていたNTTcomwareと日本総研の内定は無事にいただきましたが、NTTdocomoとNTTdataは最終面接で惨敗。(くうう、つれえ)

野村総研は2次にて惨敗。

ということで、第4希望の日立製作所に行くことにしました。

2. 日立の研修

日立の研修は、とても手厚く生ぬるいものでした。営業、SE、設計が一緒になって、研修を受けますが、文系出身の人ももちろんいるため、研修は基礎からやります。

始めの3ヶ月はどの部署の人も、営業もSEも一緒になって研修を受けます。場所は東戸塚の研修センターです。

総勢200~300名の同期で、1クラス30人程度のクラスに分かれて、研修を受けました。

挨拶や、電話の取り方、ロジカルシンキングや、世界情勢などの社会人としての教養の研修、ネットワーク、データベースやアルゴリズムなどのITに関する基本的な研修を始めの1ヶ月程度でやります。
基本的には、話をきく授業が多かったため、私はよく寝てました笑

その後、クラス替えをして、より専門的なITの知識を身に付けるために、実際にプログラミングをしてネットショッピングのシステムを作ってみたり、ネットワーク実習でコマンドを色々打ってみたり、データベース実習をしたりをしました。これが2ヶ月程度ありました。

そこで、営業の人は一足先に研修を終え、配属されます。

SEと設計はもう少し研修が続きます。

SEは、金融、産業・流通、社会、公共という事業部に分かれていますが、ここからは、事業部ごとの研修です。事業部によりますが、私がいた事業部は、1ヶ月程、追加でプログラム実習をしました。

COBOL言語の研修をやりましたが、今となっては全く覚えていません・・・笑

その研修が終わって8月半ば。

夏休みを取ったら9月。

他の事業部の新人は、配属されましたが、私の事業部である公共事業部は、研修が更に手厚い。

そこから、7ヶ月程度、OJT研修的なものがあります。
ある部署に公共事業部の新人30名程度が配属され、実際に納入するシステムの開発に携わるというものでした。

そこでは、設計書の作成方法や、チーム開発の方法などをまず学びました。

その後、実際に納入するシステムの開発に携わりました。

詳細設計書は、既に先輩が作成しており、その詳細設計書をもとに、実装し、単体テスト、結合テスト、総合テストまでを実施するというものでした。

開発は、チーム単位で実施しました。14名ほどの新人と、その上に、3~5年目くらいの社員が3人程付き、一番上のリーダーに10~15年目くらいの主任クラスの方がいるというようなチームでした。

githubでソースコードを管理し、eclipseを使用して、開発を行いました。

この研修は、なかなか楽しかったです。
実際にプログラミングも学べて、とても良い研修だったように思えます。

こうして、1年の研修が終わり、やっと2年目で配属されました。

いやー、長い研修だった。手厚すぎる。

ちなみに、最初の3ヶ月はクラス関係なく、たくさん飲みます笑
毎日飲み会と言っても過言ではないです。

一番お金がなくなるし、ほぼ学生の延長みたいなものでした。

楽しい時間でしたね・・・。

3. 日立SEの事業部と勤務地と花形部署

日立のSEの事業部と勤務地と花形部署について、伝えていきます!

まず、事業部ですが、前述したとおり、①公共②金融③社会④産業・流通の4つに分かれています。

想像できるとは思いますが、事業部の違いは、お客さんの違いです。

だいたいどの事業部も30人前後の新人が配属されます。気持ち、公共と金融が多いですね。

全体的な観点から言うと、公共と金融は忙しい。社会も電車系は忙しいです。勤務地はほとんど東京。それか神奈川。公共、社会、産業は1人ずつ程度、関西とか九州の配属があります。

私が公共事業部配属だったため、公共だけ少し詳しめに書いていますが、他の事業部も同期から聞いた情報をできるだけ書いていきます。

3.1. 公共事業部

お客さんは大きく分けて2つです。年金機構、特許庁、外務省などの官公庁系と、消防や、県庁、支庁などの自治体系の2つです。

官公庁系は、システムも大きく、稼ぎも大きいので、多くの人が配属されます。残業が多く、飲みも多く、体育会系なノリが見られるところもあります。

一方、自治体系は、小さい案件が色々あるかんじですね。そのため、部署によってやっていることがけっこうバラバラなイメージがあります。個人的には、自治体系のほうが楽しいのではないかなと思っています。

勤務地は、部署によってけっこうバラバラです。
メインは大森ですが、護国寺や、阿佐ヶ谷、新宿などの部署もあります。

3.2. 金融事業部

金融事業部は、銀行系と保険系がメインですね。
噂では、一番残業が多いのが、金融とか言われていましたが、個人的には公共のほうが残業多い気がします・・・。

勤務地は、メインは大森か新川崎。
あとは、みなとみらいで働いている同期もいましたね。

3.3. 社会事業部

社会事業部は、インフラ系ですね。電車が花形部署です。

勤務地は、メインは大森。たまに大甕。
大甕ってどこやって思うでしょうけど、なんと茨城県。
自然豊かで、ゴルフとかたくさんできるらしいです・・・。

3.4. 産業・流通事業部

産業・流通は、流通系のお客さんがいます。正直、他の事業部と比べると花形ではないかもです。
ただ、そのほうが色々なことできて楽しそうだなとも勝手に思ってます。

勤務地は、メインは東池袋。
産業の本拠地がそこにあるため、そこがメインの勤務地みたいですね。

3.5. 個人的にオススメの事業部

個人的には、公共事業部の自治体系か、産業・流通がオススメです。めっちゃ忙しいわけでもないってのが1つと、システムがでかくないため、色々なことが経験出来て楽しそうという点ですね。

ただ、でかいシステムがやりたいという話でしたら、公共事業部の官公庁系をオススメします。

また、体育会系の環境で働きたいというなら、金融をオススメします。

3.6. 事業部の決定方法

日立では、研修が始まって1ヶ月程度のときに、希望事業部の提出をします。そして、その後、人事の方と面談をして、志望理由や、過去の経験等を話して、適性とも照らし合わせて決定されます。

事業部が決定した後に、各事業部ごとに部署の希望と、再び面談をして、部署を決定していきます。

私は事業部は希望通りに行きましたが、部署は全く希望通りに行きませんでした・・・。

4. 日立の福利厚生

福利厚生って範囲が広いですが、寮、家賃補助、通勤費、カフェテリアプラン、有給、資格補助、研修などをできるかぎり書いていこうと思います。

4.1. 寮

寮は、各地にありました。有朋寮(男)、立場寮(男)、戸塚寮(男)、戸塚寮(女)、新川崎寮(女)、三田寮(男女)ですね。

各寮の紹介は、後にするとして、まずは全体的な話をします。

ほとんどの寮は、男と女で別れていて、男寮は、集合寮というかんじです。風呂と、トイレと洗濯機、食堂は共有で、6畳程度の個室が1人1個あるというかんじです。クローゼットもあるため、意外と十分なスペースはあります。

1ヶ月光熱費合わせて、23000円程度だったと思います。(後述の食事代は抜いている)
寮には、27歳頃まで在籍可能です。

食堂では、ご飯を出してくれます。毎食献立が決まっていて、食べる日に前もって注文しておき、給料から天引きされるシステムです。朝と夜の2食あり、1食300円です。何時に帰ってきても食べれるため、けっこう重宝してましたね。

風呂は朝も夜も沸いていました。いつ帰ってきても湯舟が沸いているって良いですよね~

洗濯機は4,5台くらいあり、寮によって、乾燥機もついているとこ、乾燥部屋がついているとこなど、分かれています。

女子寮は、男子寮とは違い、普通のマンションのようなかんじです。洗濯機などの家電はある程度備え付けでおりてあり、部屋の中も綺麗です。

ちなみに男子寮、女子寮ともに連れ込みは禁止です。(やっている人もいましたが、監視カメラがあるので、バレないように・・・)

では、各寮の紹介を簡単にしていきます。

有朋寮(男)・・・京王線・南武線が通る稲田堤駅から徒歩15分。麻雀セットと、筋トレ道具が豊富にそろっており、それ専用の部屋がある。

立場寮(男)・・・立場駅から徒歩10分。設計の人が多く在籍していた。

戸塚寮(男)・・・東戸塚駅からバスで数十分(正確な場所は忘れてしまった・・・すまない)。自炊ができる部屋がある。

戸塚寮(女)・・・戸塚駅から徒歩10分。スーパーが1Fにあるため、とても便利。

新川崎寮(女)・・・新川崎駅から徒歩15分。

三田寮(男女)・・・志村三丁目駅から徒歩10分。テニスコートがある。

4.2. 家賃補助

日立には、家賃補助があります。30歳までは、家賃の半額(但し上限5万円)です。30歳以降は、結婚した場合、7,8万程度。結婚していない場合は、0。40歳以降は、住宅補助という形になるってかんじだったと思います。

4.3. 通勤費

当たり前ですが、通勤費は全額支給です。静岡から東京に通っている同期もいましたが、新幹線の定期も買ってくれるなど、場所関係なく通勤費は全額支給になります。

4.4. 有給

有給は年25日間程度ありました。めっちゃある・・・。ただし、年休保有が最大でも50日程度のため、ちゃんと消化しないとどんどんなくなっていきますので、ご注意を。

4.5. カフェテリアプラン

旅行とか、体験とかの代金を年5万円まで、補助してくれる制度です。(確か)
ただ、旅行とかには行かなくても、5万円の申請出せば、給料として振り込まれるため、私としては、毎年5万円もらえる制度というふうに解釈しています。

4.6. 資格補助

資格に合格すると、合格奨励金というものがもらえます。
例えば、応用情報処理だと、2万円、データベーススペシャリスト等の高度情報資格は5万円などですね。
モチベーションになりますよね!

4.7. 研修

研修は自分のやる気しだいで色々なものが取れます。受けたい研修があれば、上司に相談すれば受けさせてもらえるので、その点はとても良いことだと思います。ただし、だいたいの部署は、日ごろの業務で忙しく、ゆとりもって研修を受けさせてくれるとこは、そこまで多くないです・・・。

5. 日立内での異動や転職事情

私は転職する前に、日立内での異動も検討していたので、そこで経験したことをベースに話していこうと思います。

日立内で異動する方法は、大きく分けて以下の3つです。

案件に応募(公募)・・・案件で人が足りない場合に、案件側から出される募集に応募するパターンです。
部署に応募・・・自分からこの部署に行きたいと応募するパターンです。
コネ・・・自分のコネや、部長のコネなどで部署異動をするパターンです。

1つずつ紹介していきます。

5.1. 案件に応募(公募)

案件側から出される募集に応募するパターンです。
日立には、全グループ会社からの募集を掲載しているページがあり、そのページから応募します。

グループ会社共通であるため、他の会社に行けますし、そのため、全然違う職にもチャレンジすることができます。

また、求められているスキルや、職務内容が明確であるため、ミスマッチが起きにくいという点も良いところだと思います。

各案件ごとに締切等は決まっていますが、応募は1年中することができます。ただし、勤続3年以上という応募条件があるため、3年目までの社員は利用できません。利用できるのは、4年目からになります。

正確に言うと、異動先の部署で働き始めるのが4年目からになるため、応募と面接自体は3年目の終わり頃からすることが可能です。

私もこの制度を使って、異動を試みました。

面接を1回して、合格をいただきましたが、面接の際に色々情報をおききしたところ、私の希望とは異なっていたため、辞退しました。

ちなみに、公募に応募しても、上司に連絡が行くことはありません。合格し、内示が出るまでは、上司にはバレないということになります。
とてもありがたいですね。


5.2. 部署に応募

案件ではなく、部署に応募するパターンです。
この場合は、部署が募集をかけているわけではなく、自分からあの部署に行きたいと表明するものです。

これができる機会は年に2回しかありません。11月と4月とかそんなかんじだったと思います。

こちらも公募と同じく、勤続3年以上が条件となっています。

私はこちらを使ったことがないため、面接のフローなどはわかりませんが、希望の部署に配属されても希望の職務内容かはわからないと思うので、なかなか難しいのではないかと思っています。

5.3. コネ

最後がコネですね。
自分が飲み会で知り合った別の部署の本部長、または直属の課長に相談し、課長から他の部長など、自分、または身近な人のコネを使って部署異動する方法です。

ただ、これもなかなか難しいかもですね。
希望の職務内容とマッチしにくいのではないかという懸念と、周りの人に部署異動することを伝えるリスクが付きまといます。

もし、相談して、部署異動できなかった場合は、しばらくは腫物扱いで働かなければならないかもしれません。

と言いつつ、私は自分の意志は表明したほうが何事もうまくいくと思っているため、上司はどんどん巻き込んでいけば良いような気もします。

この辺の塩梅は皆さん次第ですね。

6. 日立の良いところ、悪いところ

最後に良いところと悪いところを記載して終わろうかなと思います。私は日立を退職しましたが、悪いところばかりでなく、良いところもたくさんあったと思います。その辺を紹介できればと思います。

6.1. 日立の良いところ

さて、まずは日立の良いところです。

まずは福利厚生がしっかりしている!

土日祝はもちろん休みだし、たまに日立休みというものもある。(祝日が土曜日に被ると、平日を1日休みにしてくれる制度。なお、土曜日に被る日が少ない年は、適当に休みを追加してくれます)

有給もたくさんあるし、家賃補助も十分。資格補助もしっかりしてて至れり尽くせりですね。

2つ目!安定していて、つぶれる心配がない!

これも大きいですよね。情報の分野はかなり強いほうですし、2016年頃に業績が悪かったところから、分野の取捨選択がうまくいき、だいぶ株価も上がりましたね。

3つ目!ネームバリュー!

日立製作所ですというと、やはり世の女子からは優良物件と見られるみたいですね。それと、自分としては、堂々と会社名を言えるから自信にもなりますね。ただ、1つ言っておくと、別に日立だからと言って、モテないです。日立のときでも、日立を辞めてもモテ度は全く変わっていないです。

4つ目!部署異動がほぼない!

これは、良い点なのか、悪い点なのか一長一短なところはありますが、部署異動はほぼないです。

そのため、あるシステムについて、めっちゃ詳しくなることもできます。ただ、逆に言えば、そのシステムしか詳しくないという状況にも陥りやすいというには諸刃の剣・・・。

日立に骨をうずめる覚悟なら、異動がないのは良いかもしれませんね。
(とは言っても、しようと思えばできますから、その点はご安心ください)

5つ目!スーパーフレックス!

日立はスーパーフレックスという、何時に出勤しても何時に退勤しても良いという制度を導入しています。
そのため、朝は起きた時間に会社に向かうという生活が可能です。実際に私もそうしていました。(とは言っても会議の時間には遅れないように行きますが)

日によって、朝ゆっくり行けたりするのはとてもうれしいですよね!

6.2. 日立の悪いところ

悪いところも解釈が人それぞれなので、一概には言えませんが、とりあえず行ってみましょう!

1つ目!プロジェクト管理系の仕事が多く、技術の下積みがしにくい!

協力会社の人が開発してくれて、日立社員は管理側に回ることがとても多いです。そのため、まずガリガリプログラム書いて・・・という風に考えてる方にはあまりオススメしません。

ただし、部署によっては、もしかしたらできるとこもあるので、そこは運次第ですね!


2つ目!残業が多い!

これまた、部署にもよるのですが、私のところは残業が多かったです。
36協定のおかげで、だんだん減ってきましたが、私が在籍していた2020年2月頃は、月40h程度していました。40hけっこう多いよね。。。

3つ目!2年目の働き方がえぐい!!

これは今ではもしかしたら解消しているかもしれませんが、日立の2年目は、研修員論文と、工学レポートという2本の論文を出さなければなりません。

どちらもA4用紙30枚程度のもので、日ごろの業務から課題を抽出し、その課題に対し、どう考え、分析し、どういう施策を実施し、どのような結果が得られたかを記載するものです。

また、論文作成だけでなく、論文作成が終われば、発表というイベントがあります。

この2つの論文を書くにあたり、指導員(10年目程度の主任が就くことが多い)と、担当課長が添削や、アドバイスなどをくれるのですが、本部長の前で発表したりするため、指導員も担当課長も手を抜いてくれません。指導員からすれば、出来が悪かったら、自分の指導力不足を露呈することになるため、指導員と課長も必死なのです。

しかも、なんとこの業務、業務時間外にやることがほとんどです。

そりゃそうですよね。案件にアサインされてたらそっちの作業があるため、業務時間中は、案件の作業をやらざるを得ません。

その結果、私は2年目で月100h越えの残業を2回程度経験しました。

部署に泊まるなんてこともよくやりました。。。

大変だった。

ということで、少し長くなってしまいましたが、2年目の働き方がえぐいという話でした。




7. 私の当時の給料

前章で、最後と言いつつ、おまけ的な章です。
なんだかんだ、皆さんが気になるのは、給料かなと思い、暴露しちゃいます。

7.1. 普段の給料

2017年4月に入社してから、2020年3月まで在籍していましたが、2020年は有給期間中で、まともに働いていなかったこともあり、2019年までの記載とします。
なお、私は大学院卒なので、学部生よりかは少し給料が高くなっています。

基本給残業額残業時間合計額面
2017423450000235847
2017523450000308396
2017623450000234500
2017723450000237372
2017823450000304200
2017923450000249991
20171023450019761239476
20171123450029641.5240464
20171223450069163.5244416
201812345002470012.5262200
201822345006026830.5337328
201832345006323232300732
201842345002124210.75377332
201852345004495922314009
201862398008072239.5351646
201872398009603946348312
2018823980011691756400994
2018923980015297260404522
20181023980010439050355940
20181123980010213548.92353685
2018122398004384421375544
2019123980012318059478320
2019223980012318059419280
2019323980012318059413280
2019423980012318059437030
201952398009155443.5387654
201962480006208929.5387545
201972480006089728365197
201982480009569644449996
201992480007285933.5377159
2019102480005637325.92402043
2019112480009799943.75474809
201912248000100005330000

7.2. ボーナス

日立は、基本給が安い分、ボーナスがけっこう多いです。年に6.5ヶ月分とか?だった気がします。

合計額面
20176125000
201712628000
20186690000
201812675000
20196796000
201912795000

7.3 年収

結局年収は、以下でした。まあ、悪くないのかなと思います。

期間年収
2018/1~2018/12540万円
2019/1~2019/12640万円

だいぶ赤裸々に明かしてしまいましたが、どうか、日立製作所に入ろうか検討している方に色々な情報が伝わりますように!

では!良い会社員ライフを!

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